「株式会社カイラス遊技問題研究所」ってどんな会社なの?
「株式会社カイラス遊技問題研究所」ってどんな会社なの?
最近、私が代表取締役をつとめている会社について、こんなご質問をいただく事が多くなりました。
社名にある「遊技」とは、主に「パチンコ」「パチスロ」の事を指しています。
パチンコ産業が数多くの問題を抱えている事は皆さんもご存じの事でしょう。
私がそれらの問題に初めて関心を持ったのは1990年代の事です。店舗から廃棄された遊技機(パチンコ台)が廃棄物としてきちんと処理されず、いわゆる「野積み」されて放置されているケースが多数あった事でした。当時、岐阜県にも大量の「野積み」があり、社会問題化したと記憶しています。
市場規模が30兆円を越えていた時期もある巨大産業が、社会的・道義的責任を果たすには何をすべきか。
その問題解決の一助となりたい。その思いから社名を「遊技問題研究所」としました。
「カイラス」はチベット高原にある山の名前から引用させていただいたもので、チベット仏教などの聖地となっている山です。須弥山(しゅみせん)にたとえられもいるようです。
当社が扱ってきた問題のうち、パチンコに興味のない方々にも関わるものの代表例は、
●「子供達が車内に放置され、最悪の場合には死亡事故に至ってしまう問題(車内放置、車中死事故)」
●「ギャンブル依存の一種と呼ばれる事もある、『のめりこみ』に関連した本人やその家族に関する問題」
でしょう。
いずれも、問題解決に向けた業界内での取り組みがペースはやや遅く感じますが着実に進んでおり、大変よろこばしい事に感じています。
会社は2002年設立。経営者に外国籍の方も少なくない業界で、日本人との考え方の違いを痛感させられる事がしばしばながらも、今年(2018年)でおかげさまで創業16年になります。