三橋たつお公式ブログ

岐阜市をやさしくあたたかく

少子高齢化で変わる人生の終い方

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急な斜面も頼れるのは手摺りひとつの参道(上加納墓地)

 私の義父は最近、足腰が弱って杖が手放せません。
 ここ数年で、墓参りや掃除などお世話ができなくなったと嘆いています。
 写真は、上加納山岐阜市営墓地です。
 かなりの坂道なのに、あるのは手すり1本のみ。
 大洞墓地などを含めて、もう少し「やさしさ」が発揮されて良いと思います。

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各地で増える合葬式墓所も、岐阜市は設備を「研究中」

 少子高齢化の進む中、子の世代に負担をかけたくないなどの思いから、エンディングノートの書き方に関するセミナーなどに多くの人が集まっています。
 不幸の際、家族葬を選択するご近所の方が、私のまわりでは非常に多くなってもいます。
 生前に自分の入る墓所をあらかじめ予約(購入)する人も全国ではだんだんに増えていると聞いています。
 こうした状況を踏まえる形で、特段に立派な家や個人の墓を作らず、他の方々と同居(?)に近い形で埋葬していただく合葬式墓所が各地で導入されはじめています。
 例えば東京都では「合葬埋蔵施設」「立体埋蔵施設」「樹木型埋蔵施設」「樹林型埋蔵施設」の4種類が使用可能となっており、「樹林型~」を持つ小平霊園のそれは、芝生広場にシンボルツリーとなる樹木を10本程度植え、その樹木の下に約1万体を埋蔵できると言われています。
 
 それでは岐阜市の対応予定はどうなっているのか、市議会の議事録を調べてみました。
 結果は・・・設備を「研究中」との事です。
 「研究中」から「実施に向け準備中」とのスタンスに一刻も早く変わるべきでしょう。