三橋たつお公式ブログ

岐阜市をやさしくあたたかく

自助・共助・公助…自由民主党「綱領」との出会い

 自民党ぎふ政治塾の第1期第1回講座は東日本大震災の発生した2011年、9月10日に開催されました。自民党が国政では野党の時期です。

 参加塾生の総数は22名。

 講座は2部構成が基本で、第1講座は、自民党岐阜県連会長であり自民党中央政治大学院学長(いずれも当時、以下同)なども務めておられる古屋圭司衆議院議員岐阜県第5区選出)に「日本再生のために自民党がなすべきこと」との演題でお話しいただきました。

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古屋圭司先生による講座の様子

 講義内容は1955年(昭和30年)の保守合同といわゆる55年体制の始まりから終焉の概略、2009年9月の民主党への政権交代自民党が下野した理由の分析、東日本大震災における自民党の政治対応方などが中心。党の分科会の提言事項の資料などもいただけたのですが、こちらは読んで勉強しておけといったスタンスでの配布で解説は特になし。
 塾生との質疑応答も含めて真摯な言葉がごくごく普通に飛びかいます。自民党とはこんなに自由にざっくばらんな議論のできる組織であるのかと、とにかく非常に驚いた事が昨日の事のように思い出されます。

 第2講座は、自民党岐阜県連常任顧問で自民党青年局次長などを務めておられる渡辺猛之参議院議員参議院岐阜第2区…現在は全県区)による講座で、演題は「志のみ持参」。とにかく聴衆に対する話しの「つかみ」方が抜群の先生で、大学卒業時に政治を学びたいとふと思い立ち、松下政経塾の連絡先を「104(NTTの番号案内)」に電話して調べるなどして同塾に入塾された経緯などを冒頭にお話しいただけました。
 演題の「志のみ持参」は松下政経塾の入塾案内パンフレットに書かれていた文言。
 「政治家になるに必要な資質等は人それぞれ、特に正解はない。あえていうなら自らの思いだと思う」、「簡単になった政治家は簡単につぶれる」、「選挙を戦うにあたって必要なものは『立候補する』という強い思いである」といった政治家を目指す場合の激励を数多くいただきました。
 講義後半の質疑応答も第1講座同様にざっくばらんな議論の連続で、「地方議員の報酬」に関する意見や「地元行事への参加にかかる費用」「地元からの陳情に対して『言い訳』にかなりの部分を使わざるをえない現状」等々が赤裸々に語られていきます。中でも、国会対応を通じて自民党に有って民主党に無いものの代表例が「意思決定機関」だと感じているとの先生のお言葉が私にはショックだったと記憶しています。意思決定の仕組みが曖昧な中で政権が運営され、震災対応が為されているとしたら・・・絶対にしゃれにもならない!

 近いうちに与党の座を奪還するであろう自民党が今後目指す政治とはどのようなものであるのか。選挙で誰に投票したらいいのか。
 それを確かめたい。当時、私はその目的のみで自民党ぎふ政治塾に入塾応募しました。
 そんな私としては、なんとも「場違いな所に来てしまった」感が非常に強く残った第1回講座だったのでした。

 それでも私は結局、それから何年かして自民党に入党し、今にいたるまで7年以上もこの政治塾の塾生を続けています。

 その理由は、この時の講義の際に配布された平成22年(2010年)「自民党綱領」が私自身の考え方にとてもしっくりきたから。
 例えば、人が、災害をはじめ様々な困難に直面した時、まず自助(自分で自分を助けること)で問題解決の努力をし、それでも解決できない場合には共助(家族、企業や地域コミュニティで共に助けあうこと)で周りが援助し、それでも解決できない問題は公助(行政による救助・支援)で手を差し伸べる事を基本に据えている部分。。
 自民党綱領は、ついつい「周りに助けばかりを求めて」しまいがちな私への戒めも満載だったりします。

 

 最後にその「自民党綱領」を抜粋ですが掲載します。
 ぜひ、皆さんにもご一読いただければと思います。

 

[以下、綱領の抜粋]

1.我が党は常に進歩を目指す保守政党である
(1)正しい自由主義と民主制の下に、時代に適さぬものを改め、維持すべきものを護り、秩序のなかに進歩を求める
(2)勇気を持って自由闊達(かったつ)に真実を語り、協議し、決断する
(3)多様な組織と対話・調整し、国会を公正に運営し、政府を謙虚に機能させる

2.我が党の政策の基本的考えは次による
(1)日本らしい日本の姿を示し、世界に貢献できる新憲法の制定を目指す
(2)日本の主権は自らの努力により護る。国際社会の現実に即した責務を果たすとともに、一国平和主義的観念論を排す
(3)自助自立する個人を尊重し、その条件を整えるとともに、共助・公助する仕組を充実する
(4)自律と秩序ある市場経済を確立する
(5)地域社会と家族の絆・温かさを再生する
(6)政府は全ての人に公正な政策や条件づくりに努める
(イ)法的秩序の維持
(ロ)外交・安全保障
(ハ)成長戦略と雇用対策
(ニ)教育と科学技術・研究開発
(ホ)環境保全
(へ)社会保障等のセーフティネット
(7)将来の納税者の汗の結晶の使用選択権を奪わぬよう、財政の効率化と税制改正により財政を再建する

3.我が党は誇りと活力ある日本像を目指す

(1)家族、地域社会、国への帰属意識を持ち、自立し、共助する国民
(2)美しい自然、温かい人間関係、「和と絆」の暮し
(3)合意形成を怠らぬ民主制で意思決定される国と自治
(4)努力するものが報われ、努力する機会と能力に恵まれぬものを皆で支える社会。その条件整備に力を注ぐ政府
(5)全ての人に公正な政策を実行する政府。次世代の意思決定を損なわぬよう、国債残高の減額に努める
(6)世界平和への義務を果たし、人類共通の価値に貢献する有徳の日本

[以上]

 

※「政治塾 私的回想」は、私が当該政治塾で学んできた事を私個人の記憶にもとづき記述したフィクションの一種です。記載内容は講義内容などに関する私の主観的な回顧と感想であり、真実とは異なる部分も多々あろう事をご容赦ください。