三橋たつお公式ブログ

岐阜市をやさしくあたたかく

岐阜駅へのアクセス抜群!「JR長森駅」

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 岐阜市内に3カ所しかないJR東海の旅客駅。その貴重な1つが写真の「JR長森駅」です。

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 9月8日に開催された朝日大学公開講座地方自治ー若きリーダーが語るー)で、柴橋正直岐阜市長がこの長森駅について言及されていました。

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画面中央奥に見えるのがJR岐阜駅です


 長森駅は岐阜駅の隣駅(高山本線)であり、その距離は乗車時間でわずか4分。これが東京であれば、そのアクセスの良さは、誰もがうらやむほどの超優良駅となっていたはず。

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長森駅舎につながる南側の主道路

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駅舎北側の風景


 しかし、今から100年近くも前の大正9年(1920年)に開業した当駅の現状は写真のとおりとなっています。

 旅客駅の設置を渇望する周辺市町の方から見れば、岐阜市は何とも贅沢な地域資源の使い方をしていると感じられるのではないでしょうか。

 実はこの長森駅、私にとっては3.5キロ離れた場所にある最寄駅にあたるのですが、現住所に転居してきてかれこれ十年以上、一度もここを訪れた事がありませんでした。当然、利用した事もありません。
 その理由の第一は、岐阜駅へのアクセスが自宅からバスで15分前後である事。岐阜駅への家族の送り迎えなどは自家用車で済ませるケースが大半です。
 理由の第二は、長森駅周辺に特に用事が無いから。逆に長森駅周辺に居住されている方々にすれば、特に用事も無いのに付近をうろうろされるのも迷惑な事でしょう。

 ところで、再開発の進む岐阜駅周辺は、バリアフリーに比較的配慮された通路・設備と魅力的な商業施設を持つ事から高齢者にとって非常に魅力的な地域へと変貌をしはじめています。
 しかしながらその便利で快適な岐阜駅周辺へ高齢者が向かう手段はというと・・・現状ではバスや自家用車は高齢者にとって残念ながら気安く利用できる移動手段ではないように感じられます。
 それに比較して鉄道は、高齢者も比較的安全に移動ができる手段であると言えるでしょう。「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる東京・巣鴨も、鉄道網が縦横に張り巡らされた東京であればこそ賑わいを見せているのだと私は思っています。
 この視点で見た時、岐阜駅まで電車で4分の距離にある「長森駅」は高齢化の確実に進む岐阜市において、その重要性が非常に増すのではないでしょうか。