三橋たつお公式ブログ

岐阜市をやさしくあたたかく

バリアフリー法施行から10年、あまり変わらぬ岐阜市の街並みのなぜ?

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 高齢者や障がい者が円滑に移動できる社会をめざす改正バリアフリー法が平成18年12月に施行されてから10年以上が経過しました。

 ドラッグストアやホームセンター、スーパーマーケットなども、段差解消やトイレ、商品の陳列位置等に工夫を凝らす店舗が非常に多くなってきました。
 その効果もあってか、車椅子などでお買い物などを楽しむ方を見かける機会が私の周りでも間違いなく増えています。

 高齢化が進み、様々な心の病気なども数多く判明し出している現在。そういった事に関係なく誰もがごく普通の生活を送れる社会を目指す。
 日本におけるノーマライゼーションの対象は、これが提唱されはじめた50年以上前に比べてはるかに広がっていると言ってよいでしょう。

 中でも、街ひとつが忽然と生み出されたかのように出店される大型ショッピングセンターの「バリアフリー」ぶりには目をみはるものがありますね

 それに対して私達の住む岐阜市の対応はどうでしょう。
 バリアフリーがもっとも進んでいるといえるJR岐阜駅周辺ですら、車椅子や杖などの移動やトイレなどには不自由な構造が随所に目につきます。
 その他の主要施設や道路、バスに代表される公共交通の諸設備も、既存の施設におけるバリアフリー化は非常にスピード感に欠けています。
 市内各地で道路工事などが盛んに行われていますが、工事が終わった後の道路は段差だらけ。バリアフリーへの配慮はほとんど感じられません。

 繰り返しになりますが、バリアフリー法が施行されてから10年が経過しているのです。
 民間企業にできて自治体にできない理由はなんでしょう?
 岐阜市議会の議事録などを見る限り、岐阜市の「やる気」ひとつにかかっていると私は思います。