虐待、いじめの加害者さん、やってて本当に楽しいですか?
地元中学校で実施されていたアンケートです。
この種のアンケートは昨今、非常にデリケートといえますが、いじめなどを少しでも減らす取り組みとして私は大賛成です。
ところで、「Q5」の「~困った時に逃げる場所」
選択肢に「学校」の文字が無い!
非難するわけではないけれど、選択肢として書いておいて欲しかった。
理由は色々でしょうが、「学校」が堂々と選択肢に入るようにする事も政治の役目でしょう。
千葉県の小4死亡に思う事、ひとりでも多くの子供達が元気に過ごせる様に
学校へ提出したアンケートの扱いを発端に大きな報道が続いている小学校4年生の死亡については本当に心が痛みます。
助けを求めた死亡した女の子は、秘密にするとされたアンケートが開示されてしまった事で、「誰に助けを求めたらよいのか・・・」、心の苦しみがそれまで以上に増してしまった事でしょう。
アンケートが開示されてしまった事は、どのように考えても言語道断です。
しかし、その一方、アンケートが開示されなかったとして、果たして女の子のその後は大きく変化したのかとも私は思います。遅かれ早かれ・・・です。
虐待の原因は、当事者の家庭環境を含めて非常に複雑かつ深刻で千差万別です。
関連したニュースでは児童相談所などの責任と役割強化にも焦点があてられていますが、公的扶助に関しては、その権限などをどんなに強化しても、どうしても限界が出てきてしまうのが現実。
私の友人に、今回の事件が発生した千葉県の児童相談所で30年以上に渡って相談員などを務めている方がいます。
彼と、彼の職場の事に関して、それほどつっこんだ会話をした事はありませんが(彼には守秘義務がありますので当然です)、問題の本質は、やはりその多くが当事者の家庭環境にあり、相談事例を完全に解決する事は非常に困難なのだろうなという事が会話の端々からは感じ取れるのです。
子どもにとっては、どんなに虐げられても、肉親こそが最愛の人であるはずです。
虐待やいじめの加害者さん、その行為はやっていて本当に楽しいですか?
すべての子供たちが救われる事を理想としつつも、ひとりでも多くの子供達が元気に過ごせる様に、今日も関係者の方々の努力が続いています。